相続税概算計算機をリリースしました

遺産総額と法定相続人の人数から、相続税の概算額を簡単に計算できる「相続税概算計算機」をリリースしました。

どんなツール?

相続税概算計算機は、遺産総額と法定相続人の人数を入力するだけで、相続税の概算額を自動計算できるツールです。

主な機能

• 基礎控除額の自動計算: 法定相続人の人数から基礎控除額を自動算出
• 累進課税対応: 国税庁の速算表に基づいた正確な税率適用
• リアルタイム計算: 入力と同時に結果を表示
• スマホ対応: 外出先でもサッと計算
• 登録不要: 個人情報の入力なしで利用可能

使い方は簡単

1. 遺産総額を入力（例: 50,000,000円）
2. 法定相続人の人数を入力（例: 2人）
3. 自動的に基礎控除額と相続税額が表示

基礎控除額は「3,000万円 + (600万円 × 法定相続人の人数)」で自動計算されます。

こんな場面で役立ちます

ケース1: 遺産5,000万円、相続人2人の場合

遺産総額: 5,000万円
法定相続人: 2人
基礎控除額: 3,000万円 + (600万円 × 2人) = 4,200万円
課税対象額: 5,000万円 - 4,200万円 = 800万円
相続税額: 800万円 × 10% = 80万円

基礎控除額が大きいため、課税対象額は800万円となり、最低税率10%が適用されます。

ケース2: 遺産1億円、相続人3人の場合

遺産総額: 1億円
法定相続人: 3人
基礎控除額: 3,000万円 + (600万円 × 3人) = 4,800万円
課税対象額: 1億円 - 4,800万円 = 5,200万円
相続税額: 5,200万円 × 20% - 200万円 = 840万円

課税対象額が5,000万円を超えるため、税率20%の区分が適用され、控除額200万円が差し引かれます。

ケース3: 遺産3億円、相続人1人の場合

遺産総額: 3億円
法定相続人: 1人
基礎控除額: 3,000万円 + (600万円 × 1人) = 3,600万円
課税対象額: 3億円 - 3,600万円 = 2億6,400万円
相続税額: 2億6,400万円 × 45% - 2,700万円 = 9,180万円

高額な遺産の場合、累進課税により税率が高くなります。この例では45%の税率が適用されています。

相続税とは?

相続税は、亡くなった方（被相続人）から財産を相続した際に課税される国税です。すべての相続に課税されるわけではなく、遺産総額が基礎控除額を超えた場合にのみ申告と納税が必要になります。

基礎控除額の計算式は「3,000万円 + (600万円 × 法定相続人の人数)」です。例えば、相続人が2人の場合、4,200万円までは相続税がかかりません。

相続税は累進課税制度を採用しており、課税対象額が大きくなるほど税率も高くなります。最低税率は10%、最高税率は55%です。

なぜこのツールを作ったのか

相続は誰にでも起こりうることですが、相続税の計算は複雑で、事前にどれくらいの税金がかかるのか把握しにくいものです。

このツールを使えば、遺産総額と相続人の人数を入力するだけで、概算の相続税額をすぐに確認できます。相続対策の第一歩として、まずは大まかな税額を把握することが重要です。

実際の相続税額は配偶者控除や小規模宅地等の特例により異なる場合がありますが、このツールで基本的な税額の目安を知ることができます。

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注意事項

この計算機が表示する金額は概算値です。実際の相続税額は、配偶者控除、小規模宅地等の特例、生前贈与加算などにより異なる場合があります。

相続税の申告が必要な場合は、税理士等の専門家にご相談ください。相続税の申告期限は、相続開始（被相続人の死亡）を知った日の翌日から10ヶ月以内です。

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