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住宅ローン控除計算機をリリースしました

住宅ローンの年末残高と控除率から、住宅ローン控除(住宅ローン減税)の概算額を簡単に計算できる「住宅ローン控除計算機」をリリースしました。

どんなツール?

住宅ローン控除計算機は、住宅ローンの年末残高と控除率を入力するだけで、控除額の概算を自動計算できるツールです。

主な機能

  • 年末残高から控除額を算出: 12月31日時点のローン残高を入力
  • 控除率のカスタマイズ: デフォルト0.7%、任意の値に変更可能
  • 最大控除額の設定: 住宅の種類に応じた上限額を設定
  • リアルタイム計算: 入力と同時に結果を表示
  • スマホ対応: 外出先でもサッと計算
  • 登録不要: 個人情報の入力なしで利用可能

使い方は簡単

  1. 借入額を入力(参考情報として)
  2. 年末残高を入力(例: 28,000,000円)
  3. 控除率を確認(デフォルト: 0.7%)
  4. 年間最大控除額を設定(例: 一般住宅は14万円)
  5. 自動的に控除額が表示

こんな場面で役立ちます

ケース1: 年末残高2,800万円、一般住宅の場合

年末残高: 2,800万円
控除率: 0.7%
最大控除額: 21万円/年
控除額: 2,800万円 × 0.7% = 19.6万円
最終控除額: 19.6万円(上限以内)

控除額が最大控除額の範囲内なので、計算額がそのまま適用されます。

ケース2: 年末残高4,500万円、認定住宅の場合

年末残高: 4,500万円
控除率: 0.7%
最大控除額: 35万円/年
控除額: 4,500万円 × 0.7% = 31.5万円
最終控除額: 31.5万円(上限以内)

認定住宅(長期優良住宅・低炭素住宅)の場合、最大控除額が大きいため、より多くの控除を受けられます。

ケース3: 年末残高1,500万円、中古住宅の場合

年末残高: 1,500万円
控除率: 0.7%
最大控除額: 14万円/年
控除額: 1,500万円 × 0.7% = 10.5万円
最終控除額: 10.5万円(上限以内)

中古住宅の場合、借入限度額が2,000万円までのため、最大控除額は14万円となります。

住宅ローン控除とは?

住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)は、住宅ローンを利用してマイホームを購入・新築・増改築した場合に、所得税や住民税から一定額が控除される制度です。

2024年現在の制度では、年末残高の0.7%が控除されます。控除期間は新築住宅が13年間、中古住宅が10年間です。

住宅の種類によって借入限度額と年間最大控除額が異なります:

  • 認定住宅(長期優良住宅・低炭素住宅): 借入限度額5,000万円、年間最大35万円
  • ZEH水準省エネ住宅: 借入限度額4,500万円、年間最大31.5万円
  • 省エネ基準適合住宅: 借入限度額4,000万円、年間最大28万円
  • 中古住宅: 借入限度額2,000万円、年間最大14万円

所得税から控除しきれない場合は、住民税からも控除されます(上限あり)。

なぜこのツールを作ったのか

住宅ローン控除は住宅購入者にとって大きな税制優遇措置ですが、実際にどれくらいの控除を受けられるのか計算するのは複雑です。

このツールを使えば、年末時点のローン残高を入力するだけで、その年に受けられる控除額の概算をすぐに確認できます。住宅購入の資金計画や、毎年の控除額シミュレーションにお役立てください。

実際の控除額は所得税額等により異なる場合がありますが、このツールで基本的な控除額の目安を知ることができます。

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注意事項

この計算機が表示する金額は概算値です。実際の控除額は所得税額、住民税額、その他の要件により異なる場合があります。

住宅ローン控除の適用を受けるには、初年度に確定申告が必要です(2年目以降は年末調整で対応可能)。適用要件や手続きの詳細については、税務署や税理士等の専門家にご相談ください。


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