家賃相場チェッカーをリリースしました【全国47都道府県対応】|ndsoft

家賃相場チェッカーをリリースしました【全国47都道府県対応】

全国47都道府県の家賃相場を間取り別・築年数別に表示できる「家賃相場チェッカー」をリリースしました。成約補正により、募集家賃ではなく実勢家賃に近い相場を表示します。

どんなツール?

家賃相場チェッカーは、都道府県・間取り・築年数を選択するだけで、全国の家賃相場を表示できるツールです。

主な機能

  • 全国47都道府県対応: 北海道から沖縄まで全国の相場を表示
  • 8種類の間取り: 1K~4LDKまで対応
  • 6段階の築年数: 新築~築20年以上
  • 成約補正機能: 募集家賃から−7%補正し、実勢家賃に近い相場を表示
  • 地域別変動幅: 都市圏±18%、地方±10%の相場帯を表示
  • 他の間取り比較: 同エリアの他の間取り相場も表示
  • スマホ対応: 外出先でもサッと確認
  • 登録不要: 個人情報の入力なしで利用可能

使い方は簡単

  1. 都道府県を選択(例: 東京都、大阪府、福岡県など)
  2. 間取りを選択(例: 1LDK)
  3. 築年数を選択(例: 築5-10年)
  4. 自動的に相場家賃と相場帯が表示

同エリアの他の間取り相場も同時に表示されるので、間取り選びの参考にもなります。

全国対応でこんな比較もできます

主要都市の家賃相場比較(1LDK・築5-10年の場合)

  • 東京都: 約129,000円(相場帯: 105,780円 ~ 152,220円)
  • 大阪府: 約116,100円(相場帯: 95,202円 ~ 136,998円)
  • 愛知県(名古屋): 約109,650円(相場帯: 99,081円 ~ 120,219円)
  • 福岡県: 約105,690円(相場帯: 95,544円 ~ 115,836円)
  • 北海道(札幌): 約83,850円(相場帯: 75,465円 ~ 92,235円)

地方都市なら東京の6〜7割程度の家賃で同じ間取りが借りられることがわかります。

こんな場面で役立ちます

ケース1: 東京都、1LDK、築5-10年の場合

都道府県: 東京都(23区)
間取り: 1LDK
築年数: 築5-10年
基準家賃: 150,000円
築年数調整: 150,000円 × 1.0 = 150,000円
地域調整: 150,000円 × 1.0 = 150,000円
成約補正: 150,000円 × 0.93 = 139,500円
相場家賃: 129,000円(±18%)
相場帯: 105,780円 ~ 152,220円

東京23区の1LDKは都内でも高額エリアです。成約補正により、実際の契約家賃に近い13万円前後が表示されます。

ケース2: 大阪府、2LDK、新築の場合

都道府県: 大阪府(大阪市)
間取り: 2LDK
築年数: 新築
基準家賃: 200,000円
築年数調整: 200,000円 × 1.15 = 230,000円
地域調整: 230,000円 × 0.90 = 207,000円
成約補正: 207,000円 × 0.93 = 192,510円
相場家賃: 192,510円(±18%)
相場帯: 157,858円 ~ 227,162円

大阪市は大阪府内でも高額エリアですが、東京23区に比べれば手頃な価格帯です。

ケース3: 福岡県、1K、築15-20年の場合

都道府県: 福岡県(福岡市)
間取り: 1K
築年数: 築15-20年
基準家賃: 95,000円
築年数調整: 95,000円 × 0.90 = 85,500円
地域調整: 85,500円 × 0.82 = 70,110円
成約補正: 70,110円 × 0.93 = 65,202円
相場家賃: 65,202円(±10%)
相場帯: 58,682円 ~ 71,722円

福岡市は東京・大阪に比べて家賃相場が低めです。1Kなら6.5万円前後で借りられます。

家賃相場の決定要因

家賃相場は以下の要因によって変動します。

地域

  • 東京都: 地域係数1.00(基準)
  • 大阪府: 地域係数0.90(東京の90%)
  • 愛知県(名古屋): 地域係数0.85(東京の85%)
  • 福岡県: 地域係数0.82(東京の82%)
  • 北海道(札幌): 地域係数0.65(東京の65%)

全国47都道府県それぞれに地域係数を設定し、東京基準で相場を算出しています。

間取り

  • 専有面積: 広いほど高額
  • 部屋数: 1K < 1DK < 1LDK < 2DK < 2LDK < 3LDK < 4LDK

築年数

  • 新築: 築年数係数1.15(基準価格の115%)
  • 築5年未満: 築年数係数1.05(基準価格の105%)
  • 築5-10年: 築年数係数1.0(基準価格の100%)
  • 築10-15年: 築年数係数0.95(基準価格の95%)
  • 築15-20年: 築年数係数0.90(基準価格の90%)
  • 築20年以上: 築年数係数0.80(基準価格の80%)

築年数が古いほど家賃は低くなります。今回の改修で築20年以上の係数を0.85→0.80に調整し、より実態に近い相場を表示するようにしました。

成約補正(新機能)

  • 募集家賃と成約家賃の乖離: 平均−7%
  • 成約補正係数: 0.93

HOME’S・アットホームの市場レポートによると、募集家賃と実際の成約家賃には平均7%程度の乖離があります。このツールでは成約補正(×0.93)を適用し、実際の契約家賃に近い相場を表示します。

変動幅補正(新機能)

  • 都市圏(東京・大阪): ±18%の相場帯
  • 地方都市: ±10%の相場帯

都市圏は物件のバリエーションが多く家賃の幅も広いため、±18%の相場帯を設定。地方都市は物件が少なく相場が安定しているため、±10%の相場帯としています。

その他の要因

  • 駅距離: 駅徒歩5分以内は高額、15分以上は低額
  • 階数: 上階・角部屋は高額
  • 設備: オートロック・宅配ボックスなどで変動

これらの要因は物件ごとに異なるため、相場帯の幅として考慮しています。

データソースと信頼性

このツールは以下の公的統計・民間統計に基づいています。

参照データソース

  • 国土交通省「住宅市場動向調査」: 家賃相場の基礎データ
  • 総務省「住宅・土地統計調査」: 都道府県別の平均家賃
  • LIFULL HOME’S「賃貸市場レポート」: 全国主要都市の募集家賃動向
  • アットホーム「賃貸市場レポート」: 成約家賃の実績データ

これらの信頼できるデータソースを組み合わせることで、より実態に近い家賃相場を算出しています。

更新・運用ルール

  • 地域係数: 年1回更新(総務省+HOME’Sデータ参照)
  • 基準家賃: 半年ごと更新(東京データ基準)
  • 成約補正値: 必要時更新(市場変化を確認)
  • 出典URL: 随時更新(最新URLに差し替え)

定期的にデータを更新し、常に最新の相場を反映します。

なぜこのツールを作ったのか

物件探しをする際、「このエリアの相場はいくらくらいなんだろう?」と疑問に思うことは多いですが、相場を調べるために不動産ポータルサイトで何件も物件を見て回るのは大変です。

このツールを使えば、都道府県・間取り・築年数を選択するだけで、大まかな家賃相場をすぐに確認できます。

「東京の1LDKは予算オーバーだから、大阪なら手頃かな?」「北海道に転勤になったけど、家賃相場はどれくらい?」「築10年以内と築20年以内でどれくらい差があるんだろう?」といった比較検討にも便利です。

今回の改修内容

従来は東京・大阪・名古屋など主要16エリアのみの対応でしたが、全国47都道府県に対応しました。

さらに、以下の機能を追加:

  • 成約補正機能: 募集家賃から−7%補正し、実勢家賃に近い相場を表示
  • 地域別変動幅: 都市圏±18%、地方±10%の相場帯を表示
  • 築年数係数の調整: 築20年以上の係数を0.85→0.80に変更し、より実態に近い相場を表示

物件探しの第一歩として、まずは相場感を把握することから始めましょう。

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注意事項

表示される相場は一般的な目安であり、実際の家賃は物件により異なります。

駅からの距離、階数、設備などにより相場帯の範囲内で変動します。データは公的統計・民間統計に基づく概算値です。

最新の物件情報は、不動産ポータルサイト(SUUMO、HOME’S、アットホームなど)でご確認ください。

計算ロジック

実勢家賃 = 基準家賃 × 築年数係数 × 地域係数 × 成約補正係数(0.93)
相場帯 = 実勢家賃 ± 変動幅(都市圏18%、地方10%)

この計算式により、募集家賃ではなく実際の成約家賃に近い相場を算出しています。


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