繰上返済効果計算機|無料オンライン住宅ローンシミュレーター【ndsoft】
繰上返済効果計算機
住宅ローンの繰上返済による「返済期間短縮」および「利息軽減効果」をシミュレーションします。繰上返済前後の総返済額を比較し、最適な返済戦略を検討できます。
計算機
出典
この計算機の計算式は、以下の公式情報に基づいています:
- 住宅金融支援機構「繰上返済の効果」: 住宅金融支援機構公式サイト
- 日本銀行「ローン計算の基礎」: 金融計算の標準手法
繰上返済とは
住宅ローンの返済中に、通常の返済とは別に元金の一部を返済することです。繰上返済には主に2つのタイプがあり、このツールではどちらも計算できます:
1. 返済期間短縮型
- 毎月の返済額は変わらず、返済期間を短縮
- 利息軽減効果が大きい
- 早期完済を目指す方に最適
2. 返済額軽減型
- 返済期間は変わらず、毎月の返済額を減らす
- 月々の負担を減らしたい方に最適
- 利息軽減効果は期間短縮型より小さい
繰上返済のメリット・デメリット
メリット
- 利息負担の大幅削減: 元金を早く減らすことで、将来の利息が減少
- 返済期間の短縮: 完済時期を早められる
- 精神的な安心感: 借金を早く減らせる
デメリット
- 手元資金の減少: 緊急時の備えが減る
- 繰上返済手数料: 金融機関により発生(ネット銀行は無料が多い)
- 住宅ローン控除の減少: 年末残高が減ることで控除額も減る
繰上返済の効果的なタイミング
早期実施がお得
繰上返済は早期に実施するほど効果が大きくなります。借入直後の元金が多い時期に実施すると、利息軽減効果が最大化されます。
住宅ローン控除との兼ね合い
住宅ローン控除(年末残高の0.7%)を受けている場合、控除期間中は繰上返済を控える選択肢もあります。ただし、金利が0.7%を超える場合は繰上返済の方が得になります。
手元資金とのバランス
生活費の6ヶ月分程度は手元に残し、無理のない範囲で実施しましょう。
計算例
条件: 借入3,000万円、35年、年利1.5%、元利均等方式
ケース1: 5年目に100万円繰上返済
- 利息軽減額: 約122万円
- 期間短縮効果: 約3年2ヶ月
- 実質削減額: 約122万円(手数料0円の場合)
ケース2: 10年目に100万円繰上返済
- 利息軽減額: 約93万円
- 期間短縮効果: 約2年6ヶ月
- 実質削減額: 約93万円(手数料0円の場合)
→ 同じ100万円でも、5年目の方が約29万円もお得です!
関連ツール
- 住宅ローン返済シミュレーター - 元利均等・元金均等の返済計画を比較
- 住宅ローン控除計算機 - 住宅ローン控除の還付額を計算
- 住宅ローン諸費用計算機 - ローン契約時の初期費用を計算