不動産投資利回り計算機|無料オンライン計算ツール【ndsoft】
不動産投資利回り計算機
不動産投資における「表面利回り」「実質利回り」「キャッシュフロー」を自動計算します。投資初心者から経験者まで、物件の収益性を簡単に判断できます。
計算機
計算式
表面利回り(グロス利回り)
物件価格に対する年間家賃収入の割合。経費を考慮しない単純な利回り。
表面利回り(%)= (年間家賃収入 ÷ 物件価格)× 100
実質利回り(ネット利回り)
経費を差し引いた純収入に基づく利回り。より実態に近い指標。
年間経費 = 管理費 × 12 + 固定資産税 + 火災保険料 + その他経費
実質利回り(%)= ((年間家賃収入 - 年間経費)÷ 物件価格)× 100
キャッシュフロー
ローン返済後の手元に残る現金。
年間キャッシュフロー = 年間家賃収入 - 年間経費 - ローン年間返済額
ROI(投資回収率)
自己資金に対する年間キャッシュフローの割合。レバレッジ効果を測定。
自己資金 = 物件価格 - ローン借入額
ROI(%)= (年間キャッシュフロー ÷ 自己資金)× 100
ローン返済額(元利均等方式)
月利率 = 年利率 ÷ 12 ÷ 100
返済回数 = 借入期間(年)× 12
月々返済額 = 借入金額 × 月利率 × (1 + 月利率)^返済回数 ÷ ((1 + 月利率)^返済回数 - 1)
利回りの目安
表面利回りの目安
- 都心部ワンルーム: 4-6%
- 地方都市マンション: 6-8%
- 築古アパート: 8-12%
- 地方築古物件: 10%以上
実質利回りの目安
表面利回りから通常2-3%低くなります。経費率は物件タイプにより異なります。
投資判断のポイント
利回りだけで判断しない
- 立地条件: 駅からの距離、周辺環境
- 築年数: 築浅は利回り低いが安定、築古は高利回りだがリスク高
- 空室リスク: 地域の賃貸需要を確認
- 修繕計画: 大規模修繕の時期と費用
レバレッジ効果
ローンを活用することで、少ない自己資金で高いROIを実現できます。ただし、空室リスクやローン返済リスクも増大します。
収益性の評価基準
- 表面利回り: 5%以上が一般的な目安
- 実質利回り: 3%以上が望ましい
- ROI: 自己資金投資で10%以上が理想的
- キャッシュフロー: プラスを維持できるか
計算例
条件: 物件価格2,000万円、家賃10万円、管理費1.5万円、固定資産税8万円、ローン1,600万円(年利2.5%、25年)
利回り計算
- 年間家賃収入: 120万円
- 年間経費: 26万円(管理費18万円 + 固定資産税8万円)
- 表面利回り: (120万円 ÷ 2,000万円) × 100 = 6.0%
- 実質利回り: ((120万円 - 26万円) ÷ 2,000万円) × 100 = 4.7%
キャッシュフロー計算
- 月々ローン返済額: 71,600円
- 年間ローン返済額: 859,200円
- 年間キャッシュフロー: 120万円 - 26万円 - 85.92万円 = 8.08万円
ROI計算
- 自己資金: 2,000万円 - 1,600万円 = 400万円
- ROI: (8.08万円 ÷ 400万円) × 100 = 2.02%
レバレッジを効かせることで、自己資金400万円に対して年間約8万円のキャッシュフローを得られます。
関連ツール
- 賃貸 vs 購入 比較計算機 - 賃貸と購入の総コストを比較
- 住宅ローン返済シミュレーター - ローン返済額と総利息額を計算
- 不動産取得税計算機 - 不動産取得時の税金を計算