賃貸vs購入 比較計算機|無料オンライン住宅コスト試算【ndsoft】
賃貸vs購入 比較計算機
「賃貸で住み続けた場合」と「住宅購入した場合」の総支出を比較し、どちらが得かを可視化します。20年・30年スパンの比較が可能で、損益分岐年数も自動計算します。
計算機
賃貸vs購入の判断ポイント
賃貸のメリット
- 柔軟性: 転勤や家族構成の変化に対応しやすい
- 初期費用が少ない: 頭金や諸費用が不要
- 維持管理の負担なし: 設備故障や修繕は大家負担
- 固定資産税不要: 税金や保険の負担がない
賃貸のデメリット
- 資産にならない: 払い続けても自分のものにならない
- 高齢時の借りにくさ: 定年後は賃貸契約が難しくなる
- 家賃は永続的: 一生払い続ける必要がある
- 自由なリフォーム不可: 間取り変更や設備交換ができない
購入のメリット
- 資産形成: 完済後は自分の資産として残る
- 自由度が高い: リフォームや増改築が可能
- 老後の安心: ローン完済後は住居費が激減
- 団信保険: 万が一の時、ローンが完済される
購入のデメリット
- 初期費用が高い: 頭金・諸費用で数百万円必要
- 流動性が低い: 簡単に住み替えられない
- 維持費負担: 修繕費・固定資産税が継続的に発生
- 市場リスク: 資産価値が下がる可能性がある
ケース別シミュレーション
ケース1: 若年層・転勤の可能性あり
条件: 家賃10万円、購入4,000万円、30年比較
- 賃貸総支出: 約4,140万円
- 購入実質支出: 約3,400万円(売却想定2,500万円)
- 判断: 転勤や家族計画が不確定なら賃貸が有利
ケース2: 中年層・定住確定
条件: 家賃10万円、購入4,000万円、35年比較
- 賃貸総支出: 約4,830万円
- 購入実質支出: 約2,800万円(売却想定2,500万円)
- 判断: 定住前提なら購入が有利、資産も残る
ケース3: 高齢層・老後の住まい
条件: 家賃8万円、購入3,000万円、20年比較
- 賃貸総支出: 約2,280万円
- 購入実質支出: 約2,100万円(売却想定2,000万円)
- 判断: 賃貸は高齢時の契約更新に不安、購入が安心
判断基準のポイント
1. ライフプラン
- 転勤の可能性: 高い → 賃貸
- 定住意志: 強い → 購入
2. 資金状況
- 頭金・貯蓄: 十分 → 購入検討可
- 収入安定性: 不安定 → 賃貸が安全
3. 価値観
- 資産形成重視: 購入
- 自由度・柔軟性重視: 賃貸
4. 市場環境
- 低金利: 購入に有利
- 物件価格高騰: 賃貸で様子見も選択肢
計算例
条件: 家賃10万円、購入4,000万円、30年比較
賃貸の総支出
- 家賃・管理費: 10万円 × 12ヶ月 × 30年 = 3,600万円
- 更新料: 10万円 × 15回(2年ごと) = 150万円
- 初期費用: 50万円
- 合計: 3,800万円
購入の実質支出
- ローン総返済額(頭金400万円、借入3,600万円、35年、1.5%): 約4,527万円
- 固定資産税・維持費: 35万円 × 30年 = 1,050万円
- 頭金・諸費用: 400万円 + 150万円 = 550万円
- 想定売却価格: -2,500万円
- 合計: 3,627万円
→ 30年後、購入の方が約173万円お得(さらに資産も残る)
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